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ビジネスマッチング事例

「地球は未来からの預かりもの」をキーワードに「環境成長型企業」を目指す

企業名 日本ガラストロニクス株式会社
設立  1989年(平成元年)10月
創業 1959年(昭和34年)12月
資本金 4,000万円(平成22年9月1日 資本金増額)
代表者 代表取締役 桂 賢  (かつら ただよし)
代表取締役 桂 慶全 (かつら よしあき) 
従業員数 54名
本社・草津工場 〒525-0071 滋賀県草津市南笠東3-22-97
事業内容 ■ディスプレイ事業
各種ブラウン管(CRT)用ステムの開発・製造・販売及びステム用排気管、ステムリングの製造・販売
1.TV用カラーブラウン管(CPT)及びモノクロームブラウン管ステム
2.ディスプレイ用カラーブラウン管(CDT)ステム
3.エアーディスプレイ(ADT)(コックピット用・軍事用レーダー管)用ステム
4.医療用ディスプレイ、ドアホン用ステム
■ライティング事業
ハイテクエレクトロニクス用ガラス切断加工製造ならびに製造設備の開発
1.液晶用バックライト管
2.蛍光灯・常夜灯・ネオン球・各種自動車ランプ用ガラス部品
3.高輝度メタルハイランドランプ用部品
4.管型ヒューズ用ガラス管及びビーズ他
5.ガス検知管用ガラス管
■エコソリューション事業
1.CCFL照明販売
2.LED照明販売
3.遮熱塗料アレイガ販売
4.その他省エネ機器 リエラ、シャインブライト

「環境と経済の両立」16世紀産業革命以降、経済は大量生産・大量消費・大量廃棄のなかで成長し発展してきた。環境と経済は相反するものだと信じられてきた。しかし、昨今、地球温暖化や資源枯渇などがクローズアップされ、多くの企業が環境への取り組みを始めたが、まだまだ満足のいく答えが得られていない。そのような中、草津市に100年に一度の文明の転換点「環境産業革命」の到来をチャンスととらえ、「人と自然が共生する持続可能な社会」の実現、即ち「環境と経済の両立」を目指す企業がある。国道1号線沿い南笠東に位置する日本ガラストロニクス株式会社がその会社である。本日は代表取締役副社長である桂慶全氏に取材をさせていただいた。

日本ガラストロニクス(株)は1959年に管ガラスの切断加工から起業し、他社に先駆け自動切断機を開発、それらの技術の応用から、CRT用「ステム」の製造、液晶のバックライト用「CCFL」の加工を手掛けてきた。それらの技術をさらに進化させ2009年より次世代型蛍光灯CCFL照明の販売を開始した。 「ステム」とはTVのブラウン管用電子銃の軸となる部品で、金属とガラスの気密封着技術は世界のトップレベルを確立している。国内家電大手各社が保有していた技術を当社が集約しそのノウハウを継承、発展させ、いまや国内ではオンリーワン企業となった。また、「ステム」製造当初から中国、インドの企業を顧客としており、グローバル市場では20%を超えるシェアを保有しており、30%を目指すまでになっている。今の段階ではまだ詳細を発表できないが、近い将来、これらで育んだ技術が、次世代の電子機器などに応用されているのを我々は目にすることになるだろう。 「CCFL」とは冷陰極管のことで、一般の蛍光管(HCFL)は電極を加熱して熱電子放出を行うが、CCFLは陰極を加熱せずに電子放出を行うものである。液晶バックライト用光源として急速に発展した。当社は、これらバックライト用CCFLの加工を行っていたが、研究を重ねるうちに、CCFLを照明に応用できないかとの思いから、2006年に台湾のメーカーと協力して開発に取り組み、2009年からCCFL照明の販売を開始した。 CCFL照明とは一般蛍光灯に比べ、省エネ、長寿命化を実現しており、電気代で約30%オフ、寿命時間約40,000時間、3段階の調光機能がついている。詳細なデーター等はHPを参照にしていただきたい。http://www.ngc-inc.co.jp/index.html

省エネ照明といえば、LED照明が代名詞のようになっているが、この点について、桂氏は、「LED照明を決して否定することはない、むしろ当社も研究開発は行っている。しかし、今の技術では、まだまだ改善すべき点が多い。廃棄方法や、安全基準、性能表示などルールが出来上がっていない。現時点でベストな製品はCCFL照明だと信じています。」また、「生物多様性の観点から見た場合、はたしてLEDは本当に環境にやさしいのでしょうか?原材料の調達、設計、製造、輸送、販売、使用、保守、回収、リサイクル、様々な過程での環境への影響を考えた結果、多くの人に満足していただける製品はCCFL照明だと判断しました。」との力強い答えが返ってきた。現在、CCFL照明は、金融機関、オフィス、工場、病院、公的機関、ホテルなど様々な分野で導入されており、170社以上に納入している。しかし、まだ認知度は低く、ラインアップをそろえ、これからが本格的に普及させていく時期にさしかかった。

日本ガラストロニクス株式会社の環境への取り組みは、特筆すべきものがあり、その一例を紹介すれば、2004年にISO14001の認証を取得。地球温暖化防止への取り組みとして、政府が推進する、チームマイナス6%、チャレンジ25に参加。滋賀県が促進している「滋賀炭素基金」への参加。また、草津市が2008年4月に条例化した「草津市愛する地球のために約束する協定」に調印し、エコドライブ宣言には、従業員全員が参加し、最高ランクの☆☆☆の事業者として認定されている。 生物多様性保全に関しても、滋賀経済同友会が発信した「琵琶湖いきものイニシアティブ」宣言に賛同し、湖南地域での活動に主体的に取り組んでいる。 また、従業員やその家族一人ひとりが環境について考えを深めようという思いのもと、2007年より「ポトリ活動」を全社で取り組み始めた。「ポトリ活動」とは、南米・アンデス地方に伝わる民話で「ハチドリのひとしずく」という話から始まったもので、一人ひとりが自分に出来ることをやろうという活動である。スーパーのレジ袋をもらわない、水を出しっぱなしにしない、エアコンの設定温度を低くするなどを行うもので、二酸化炭素100g削減を1ポトリに相当し、それらを自己申告により数値化し、毎月の給与明細にポトリを記載し、ポトリ数に応じて、環境商品などに交換できる、マイレージプログラムを採用している。 http://www.ngc-inc.co.jp/potori.html
これら取り組みが評価され、「第1回しが低炭素リーダー賞」草津市の「2010年度地球温暖化防止大賞 優秀賞」などを受賞した。 日本ガラストロニクス株式会社は、これらの活動について、単なる環境保護や社会貢献ではなく、本業のビジネス戦略として位置づけ、そのリスクとチャンスを明確にしながら、具体的な行動計画を策定し、実践していくことがこれからの企業に求められるものであるとの明確なビジョンを持ち、その実現に挑戦している。多くの企業が成し得ない、「環境と経済の両立」という、新たな革命に最も近い企業が日本ガラストロニクス株式会社ではないだろうか。是非、期待してみたいものだ。

(文責:KIC大西)


代表取締役副社長 桂 慶全 氏

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